1　あなたの名前を教えてください
ルシファー	「そうだな。『ルシファー』ってことで」
ウィッチ	「……ちょっと、ルシファー。これは一体、何の真似？」
ルシファー	「はぁ？ 名前を訊かれてるだけだろ？ 何か問題でもあるのか？」
ウィッチ	「そうじゃないわよっ。このタイトル。『カップリング』って、これは一体、何なのっ？」
ルシファー	「おいおい、まさか『カップル』って言葉を知らないのか？ あんた、随分と世間知らず……」
ウィッチ	「知ってるわよっ！ だから訊いてるのよ。何で、あなたがここに居るのかをっ！」
ルシファー	「……なるほど。そいつぁまた、なかなかにデリケートな問題だなぁ」
ウィッチ	「ふざけてるんじゃないわよ。とにかく、こんな馬鹿な真似になんて、つきあってられないわ。私は忙しいの」
ルシファー	「まぁ待てよ。そうカッカするなって。あんたが忙しいのは判ってるけどな、俺達がここに居る時点で、今この瞬間のあんたは忙しくない、そうだろ？」
ウィッチ	「そんな事は判ってるわ。でも、そもそも、それが問題だとは思わないの？」
ルシファー	「勿論、それは問題だ。問題だが……まぁ、しょうがないだろ？ 何にせよ『作者』様の御命令だ。ここはひとつ、お互い協力して、さっさと片付けっちまうのが得策じゃないか？」
ウィッチ	「………」
ルシファー	「おーい？」
ウィッチ	「……判ったわ。仕方ないわね。さっさと片付けてしまいましょう」
ルシファー	「そう来なくっちゃな（笑）」
ウィッチ	「でも！ ひとつ、言っておくことがあるわ」
ルシファー	「なんだ？」
ウィッチ	「楽しそうにヘラヘラしてるんじゃないわよっ！」
ルシファー	「……っと、そいつぁ悪かったなぁ。でも、しょうがないだろ？ 楽しいんだから（笑）」
ウィッチ	「ル、シ、ファー……っ！」
ルシファー	「まぁ落ち着け。とにかく、さっさと始めないと、いつまでも終わらないぜ？ 俺はそれでもいいんだが……」
ウィッチ	「次の質問に進みなさい、今、すぐにっ」
ルシファー	「Ｙｅｓ，Ｍａ’ａｍ（笑）」
ウィッチ	「（怒）」

2　年齢は？
ルシファー	「なぁ、こういう場合、サイボーグてのは、どういう年齢を答えりゃいいんだろーな？」
ウィッチ	「知らないわよ。好きに答えなさい」
ルシファー	「そしたら、まぁ、実年齢で行くか。４２歳。……で？」
ウィッチ	「次、行くわよ」
ルシファー	「ちょっと待てよ。あんたは？」
ウィッチ	「女性に年齢を訊くんじゃないわ。恥を知りなさい」
ルシファー	「訊いてるのは俺じゃないんだが……」
ウィッチ	「次っ！」

3　性別は？
ルシファー	「男」
ウィッチ	「女」

4　貴方の性格は？
ルシファー	「陽気とか大胆不敵とか、ふてぶてしいとか言われるが、俺としては、結構、繊細なつもりなんだがなぁ？」
ウィッチ	「冗談も休み休み言いなさい」
ルシファー	「おいおい、いきなり全否定かよ（笑） まぁいい、で、あんたは？」
ウィッチ	「……そうね。真面目、かしら？」
ルシファー	「なるほど。まぁ、確かに真面目っちゃ真面目だな。むしろ、生真面目と言うべきかもしれないが……」

5　相手の性格は？
ルシファー	「常に冷静で、ここぞという時の思い切りがいい。大胆不敵ってのは、あんたの方に似合う言葉だな」
ウィッチ	「……それ、褒めてるの、貶してるの？」
ルシファー	「勿論、褒めてるんだが？」
ウィッチ	「『大胆不敵』というのが女性に対する褒め言葉だとは、到底、思えないわね」
ルシファー	「そうか？ 男女問わず、一般的には褒め言葉になるかどうかが微妙な言葉だと思うんだがなぁ」
ウィッチ	「ルシファーっ（怒）」
ルシファー	「で？」
ウィッチ	「なによっ？」
ルシファー	「あんたから見た俺の性格は？」
ウィッチ	「……！！！ ふざけてるわっ！」
ルシファー	「なぁるほど（笑）」

6　二人の出会いはいつ？どこで？
ルシファー	「１５年程前の、当時の中東基地で。『飼主』様との話が終わった後」
ウィッチ	「その一週間くらい前、サイボーグ化手術前の、最終確認の時ね」

7　相手の第一印象は？
ルシファー	「これはまた、えっらい美人が出てきたな、俺のツキも捨てたもんじゃないな、と（笑）」
ウィッチ	「あなた、そんな呑気なこと考えてたのっ（怒）」
ルシファー	「いいじゃないか。『飼主』様のクソ面白くも無いツラ見た後だぜ？ 　サイボーグ体の性能テストをする担当者に引き合わせるって言われて、またつまらない男が出てくるかと思ってうんざりしてたら、あんただったんだから……」
ウィッチ	「……まったく、どういう神経してるの。ふてぶてしいにも程があるわよ。心配して損したわ、まったく（溜息）」
ルシファー	「おっ？ 心配してくれてたのか？（喜）」
ウィッチ	「別に、あなたのことを心配してたんじゃないわ。ダクシャがあなたに妙に執着してたから、あなたが使い物にならなかったら、とばっちりがこっちに来やしないかと、それを心配してたのよ！」
ルシファー	「なんだ。そいつぁ残念（笑）」
ウィッチ	「ルシファーっ！ あなたね、中東基地に運び込まれた時の自分の身体がどういう状態だったか、判ってるでしょうっ？ 普通、あんな状態の人間が正気を保ってると考えるとでも思うのっ？」
ルシファー	「……あー。まぁ、な（苦笑） 確かに、普通はそう思わないだろうなぁ。ま、俺にとっちゃ、どーってこと無かったんだが……（笑）」
ウィッチ	「どうってこと無い、ですって？（怒） あなたがどれだけ恨まれてたか知らないけれど、同じ人間に対して……」
ルシファー	「あのな。あぁいう連中にとっちゃ、『敵』は同じ人間じゃないんだ。いや、敵に限らず、自分以外の総てが……かな？ あんただって、それは知ってるだろ？（笑）」
ウィッチ	「勿論、知ってるわよ（怒）」
ルシファー	「なら、そうカリカリするなって（笑）」
ウィッチ	「私が問題にしているのは、そこじゃないわっ」
ルシファー	「あぁ？ そうだったっけか？」
ウィッチ	「とにかく、あなたは非常識なのよ。まったく、冗談じゃない」
ルシファー	「よく言われる（笑）」
ウィッチ	「（怒）」

8　相手のどんなところが好き？
ルシファー	「冷静さ、頭脳、判断力、度胸。どれをとっても文句なし、だな」
ウィッチ	「………」
ルシファー	「で？」
ウィッチ	「なによ」
ルシファー	「俺のどこが好きかって訊いてるんだが？」
ウィッチ	「好きなトコなんか、あるわけが無いでしょうっ！」
ルシファー	「そうなのか？」
ウィッチ	「あたりまえよっ」

9　相手のどんなところが嫌い？
ルシファー	「素直じゃないとこ、かなぁ？ 結構、俺の事が気に入ってるクセに、好きなトコなんか無いとか言うあたりが……。いやまぁ、そこも悪くは無いか。最近流行の『ツンデレ』とかってヤツかぁ？（笑）」
ウィッチ	「ふざけたこと勝手に言ってるんじゃないわよっ！（怒）」
ルシファー	「俺は真面目なんだがなぁ？（笑）」
ウィッチ	「そういうところが嫌いなのよっ！（怒）」

10　貴方と相手の相性はいいと思う？
ルシファー	「良い」
ウィッチ	「最悪っ！」
ルシファー	「なんだよ。結構、良いと思うぜ？（笑）」
ウィッチ	「冗談じゃないわっ」

11　相手のことを何で呼んでる？
ルシファー	「ウィッチ」
ウィッチ	「ルシファー」

12　相手に何て呼ばれたい？
ルシファー	「そうだなぁ、できれば本名で呼んで欲しいな。あー、いや『ダーリン』とかでも良いぜ？（笑）」
ウィッチ	「ふざけないでっ（怒）」

13　相手を動物に例えたら何？
ルシファー	「山猫、じゃじゃ馬、雌狐、あとは何だろうなぁ？」
ウィッチ	「性悪狼っ（怒）」

14　相手にプレゼントをあげるとしたら何をあげる？
ルシファー	「古典的だが、花束。白薔薇とか、どうだ？ 色々な意味で、あんたに贈るにはぴったりだと思うんだが？」
ウィッチ	「………一体、どう解釈しろと？（溜息）」

15　プレゼントをもらうとしたら何がほしい？
ルシファー	「そりゃ、勿論、本人を貰うってのが、一番だなぁ」
ウィッチ	「二度と私の視界に入らないところへ行って頂戴っ！（怒）」

16　相手に対して不満はある？それはどんなこと？
ルシファー	「無いな。情の強いとこも含めて、全部が気に入ってる（笑）」
ウィッチ	「何から何まで気に入らないわ」

17　貴方の癖って何?
ルシファー	「そうだなぁ。癖らしい癖は、なるべく無くすようにしてるんだが……。あー……。気がつくと心の中でミシュアのヤツに同意を求めてるってのは、癖っちゃ癖なのかもなぁ（苦笑）」
ウィッチ	「……ミシュア？」
ルシファー	「あぁ、もう１５年も前に死んだ、俺の乳兄弟だ」
ウィッチ	「………」
ルシファー	「どうかしたかぁ？」
ウィッチ	「……いいえ」

18　相手の癖って何？
ルシファー	「癖ってのとは少し違うんだが、あんた、『コイツは使えない』と思ったヤツは、視界に入ってても全く見えてないだろ（笑）」
ウィッチ	「……そう？」
ルシファー	「あぁ。あんたの視線をみてると、あんたがそいつをどう評価してるのかが判って、なかなか面白いな（笑）」
ウィッチ	「そうやって、何でも面白がるのがあなたの癖ね（溜息）」

19　相手のすること（癖など）でされて嫌なことは?
ルシファー	「別に無いなぁ」
ウィッチ	「何もかもが気に入らないわ」
ルシファー	「おいおい、そりゃあ無いだろ？（笑）」
ウィッチ	「そういうふざけた態度が気に入らないのよっ（怒）」

20　貴方のすること（癖など）で相手が怒ることは何？
ルシファー	「俺が何やっても怒るよな（笑）」
ウィッチ	「少しは行いを振り返って反省しようとか、そういう気にはならないのっ？」
ルシファー	「そいつぁ無理な相談だな。何しろ、面白い（笑）」
ウィッチ	「ルシファーっ！（怒）」

21　二人はどこまでの関係？
ルシファー	「残念ながら、単なる知り合いレベルだな」
ウィッチ	「全く残念じゃないわ」

22　二人の初デートはどこ？
ルシファー	「これからするとして、どこがいい？（笑）」
ウィッチ	「するわけ無いでしょうっ、デートなんかっ！」

23　その時の二人の雰囲気は?
ルシファー	「俺はいつも通りでも構わないんだが、あんたはどんなのが好みだ？」
ウィッチ	「（怒）」

24　その時どこまで進んだ？
ルシファー	「ま、大人同士だしな。そりゃ、行き着くところまで……」
ウィッチ	「いい加減になさいっ！！！（怒）」

25　よく行くデートスポットは？
ルシファー	「そーだなぁ。俺は、砂漠とか森とか川とか、アウトドアが良いんだが、あんたはどうなんだ？ 博物館とか図書館とかが好みか？」
ウィッチ	「デートなんかしないんだから、どうでもいいでしょうっ！（怒）」
ルシファー	「なんだよ。この際だから、聞いておこうと思ったんだがなぁ（笑）」

26　相手の誕生日。どう演出する？
ルシファー	「砂漠の真ん中で野営して、二人きりで星空を見る…なんてのはどうだ？（笑）」
ウィッチ	「お断りよ」
ルシファー	「そりゃ残念だ。で？」
ウィッチ	「……？」
ルシファー	「俺の誕生日には？」
ウィッチ	「っ！ なっ何で私が、あなたの誕生日に何かしないとならないの。そもそも、誕生日なんか知りもしないのに……」
ルシファー	「なんだ、俺の誕生日が知りたかったのか？ それならそうと言ってくれれば……」
ウィッチ	「知りたくなんか無いわっ、お黙りっ！」

27　告白はどちらから?
ルシファー	「勿論、俺から（笑）」
ウィッチ	「………」

28　相手のことを、どれくらい好き?
ルシファー	「そりゃ、何とかして俺のものにしたいっくらいに」
ウィッチ	「………」

29　では、愛してる?
ルシファー	「当然だな」
ウィッチ	「ふざけるのも、いい加減にして頂戴っ！」
ルシファー	「俺は真剣なんだが……」
ウィッチ	「余計に悪いわっ！（怒）」

30　言われると弱い相手の一言は?
ルシファー	「ん〜……別に無いなぁ」
ウィッチ	「………」

31　相手に浮気の疑惑が! どうする?
ルシファー	「まずは真相を確かめる」
ウィッチ	「せいせいするわ」
ルシファー	「ほぉ〜（笑）」
ウィッチ	「何？」
ルシファー	「いやなに、俺が『浮気』してせいせいするってことは、つまり、俺があんたに本気だってことは、一応、認識してくれてる訳だ、と思ってな（笑）」
ウィッチ	「勝手な解釈をっ！（怒）」

32　浮気を許せる?
ルシファー	「許せねぇな」
ウィッチ	「あくまでも一般論として、浮気は許しがたい行為でしょう」

33　相手がデートに1時間遅れた! どうする?
ルシファー	「１時間も待つかよ。１分遅れた時点で、何かあったと判断するべきだろう」
ウィッチ	「そもそもデートなんかに行かないんだから、１時間遅れることも待つことも無いわ」

34　相手の身体の一部で一番好きなのはどこ?
ルシファー	「ん〜、そうだなぁ……」
ウィッチ	「ちょっと、ルシファー。あなた、何見てるのっ！（怒）」
ルシファー	「いや、どこも好みだよなぁと思って……（笑）」
ウィッチ	「（怒）」

35　相手の色っぽい仕種ってどんなの?
ルシファー	「色々とあるんだが、そうだな、まずは……」
ウィッチ	「いいからお黙りっ！（怒）」

36　二人でいてドキっとするのはどんな時?
ルシファー	「ある意味、常に、色々な意味でドキっとするなぁ（笑）」
ウィッチ	「お黙りっ（怒） ……まったく、今度はどんな馬鹿なコトを言出だすかと思うと、気が休まらないったらないわ（溜息）」

37　相手に嘘をつける? 嘘はうまい?
ルシファー	「ま、大人だからなぁ（笑）」
ウィッチ	「馬鹿らしくて、やってやれないわ」

38　何をしている時が一番幸せ?
ルシファー	「俺は、いつでも幸せだ（笑）」
ウィッチ	「好きに言ってなさい（溜息）」

39　ケンカをしたことがある?
ルシファー	「さて、どうなんだろうな。考えてみりゃ、いつもケンカしてるようなもんか（笑）」
ウィッチ	「………」

40　どんなケンカをするの?
ルシファー	「ケンカというか、まぁ、コミュニケーションの一形態だな」
ウィッチ	「………つきあってらんないわ（脱力）」

41　どうやって仲直りするの?
ルシファー	「ケンカったって仲違いする訳じゃないからな、別に仲直りする必要も無いな」
ウィッチ	「それ以前に、そもそも仲が良い訳じゃないでしょうっ！（怒）」

42　生まれ変わっても恋人になりたい?
ルシファー	「生まれ変わり、なんてモンがあるんならな」
ウィッチ	「冗談じゃないわ。そもそも、恋人同士じゃないでしょう！」
ルシファー	「まぁ、今は、な」
ウィッチ	「これから先も、未来永劫、あなたと恋人同士になんかならないわよっ！（怒）」

43　「愛されているなぁ」と感じるのはどんな時?
ルシファー	「俺がちょっかいかけると、いちいち律儀に反応してくれるってのがな（笑）」
ウィッチ	「あなたねっ！（怒）」
ルシファー	「そうそう、そうやって睨んでくるとこなんか、イイねぇ〜」
ウィッチ	「……バラして部品棚に並べてやりましょうか？」
ルシファー	「ほぉ。部品にして俺を傍に置いておきたいほど愛してる…ってか？（笑）」
ウィッチ	「（怒）」

44　「もしかして愛されていないんじゃ・・・」と感じるのはどんな時?
ルシファー	「別に無いなぁ」
ウィッチ	「常に愛されていないと思って頂戴！」
ルシファー	「何でだ？」
ウィッチ	「どうして私があなたを愛さなきゃならないのっ」
ルシファー	「そりゃ、俺の希望だからなんだが……？」
ウィッチ	「どうして私があなたの希望をかなえなけりゃならないのっ」
ルシファー	「そうなったら俺が嬉しいからだが？」
ウィッチ	「勝手なことを言ってるんじゃないわよっ！（怒）」
ルシファー	「言論の自由は、常に、保障されるべきだと思うがなぁ（笑）」
ウィッチ	「そこで一般論に持ち込まないで頂戴っ（怒）」

45　貴方の愛の表現方法はどんなの?
ルシファー	「相手の意思を尊重する」
ウィッチ	「してないでしょうっ！（怒）」
ルシファー	「してるだろう？ 俺がいつ、あんたに無理強いした？」
ウィッチ	「………（脱力）」

46　もし死ぬなら相手より先がいい? 後がいい?
ルシファー	「後だな」
ウィッチ	「後よ」
ルシファー	「気が合うなぁ（笑）」
ウィッチ	「……残念なことにね」

47　二人の間に隠し事はある?
ルシファー	「そりゃま、お互い大人だからな（笑）」
ウィッチ	「隠し事も何も……。そもそも、お互いの事なんて殆ど何も知らないわよ」
ルシファー	「なんだ、知りたいのか？ それなら……」
ウィッチ	「知りたくないわよっ（怒）」

48　貴方のコンプレックスは何?
ルシファー	「昔は色々あったがな。今は、まぁ特に無いな」
ウィッチ	「そうね。今の自分を許容した上でじゃないと、何もできやしないわね」

49　二人の仲は周りの人に公認? 極秘?
ルシファー	「現時点では、極秘だが……」
ウィッチ	「そもそも、公認にしたり極秘にしたりするような、そういう『仲』じゃあ、ないでしょうっ」
ルシファー	「まぁ、現時点ではそうだが……」
ウィッチ	「未来永劫、そうよっ！」